勝木容疑者 後悔・謝罪の言葉なく

勝木容疑者 後悔・謝罪の言葉なく
(読売)

東金市の保育園児成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)の遺体が路上で見つかった事件は26日、同市東上宿、無職勝木諒(かつきりょう)容疑者(21)が殺人容疑で再逮捕され、新たな局面を迎えた。逮捕後、不審者情報メールの登録者が市内で急増するなど、静かな住宅街の防犯意識も一変した。東金署捜査本部は、勝木容疑者の供述にあいまいな点がなお多いとして、殺害の動機や死亡した経緯など全容解明を進める。

 捜査本部はこの日午後3時から記者会見し、捜査幹部らが幸満ちゃんが殺害された状況などを説明した。冒頭、記者の質問に答える前に、藤崎雄一・県警捜査1課長は、「被害者のご冥福を改めてお祈りします」と沈痛な面持ちで語った。

 その後、勝木容疑者が幸満ちゃんを風呂の水に沈めて殺害したとする経緯を明らかにした。ただ、殺害から死体遺棄までの時間や、浴槽の水の量などについては、「まだわからない」「差し控えたい」と答えるにとどまった。勝木容疑者から後悔や謝罪などの言葉はないという。

 捜査本部は28日、勝木容疑者を殺人容疑で千葉地検に送検する。

◆母、言葉少な

 勝木容疑者の再逮捕を受け、幸満ちゃんの母、多恵子さん(38)が勤務先の病院前で報道陣の取材に応じた。

 殺人容疑で逮捕されたが、不可解な点は依然として残っており、多恵子さんは「一応、解明につながる一歩にはなったと思うが……」と、言葉少なに語った。

 前日はクリスマス。「毎年、一緒に過ごしていたから、今年もユキがいてほしかった」と、無念の表情を見せた。

 4歳の孫が毎日遊びに来るという現場近くの男性(72)は「もしうちの孫だったらと考えると、改めて恐ろしくなった」と話した。

◆「不審者情報メール」希望急増

 勝木容疑者の逮捕後、東金市が市民に送信している不審者情報メールの配信希望者が急増している。

 市は2006年から、「体を触られた」などの情報が市に寄せられると、不審者の特徴などを小学生の子どもを持つ保護者のうち、配信希望者に情報発信。

 今回の事件を受け、市は11月21日から、メールの配信対象を全市民に拡大。今月3日に566人だった配信希望者は、勝木容疑者の逮捕以降、増加し、26日は1442人になった。



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