アフガン駐留米軍、6万人に倍増案 来夏までに増派検討

アフガン駐留米軍、6万人に倍増案 来夏までに増派検討
(朝日)

米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長は20日、来年1月に発足するオバマ次期政権が「テロとの戦い」でイラクよりも重要な主戦場とみなしているアフガニスタンに、来夏までをめどに兵力2万〜3万人を増派し、現在より倍増にあたる総計約6万人を駐留させる案が検討されていると明らかにした。

 訪問先のアフガンの首都カブールで、ロイター通信などに語った。米軍は現在約3万1千人をアフガンに派兵しており、1月にはヘリ部隊を中心とした陸軍の戦闘航空旅団約3千人を追加派兵することも決まっていたが、オバマ政権誕生に伴い、本格的な増派に踏み切ることになる。

 留任が決まっているゲーツ国防長官は、アフガンへの米軍増派と並行して欧州諸国などに貢献増大を求めており、他国への負担増の要求も今後、高まる可能性がある。

 マレン議長は「投入可能な兵力の水準はイラクでの兵力と直接結びついている」と言及。オバマ政権で進むと見られるイラク駐留米軍撤退に伴って生じる余裕兵力を、アフガンに振り向ける方針を示した。また、増派先については「最も戦闘が激しい地域だ」として、アフガン南部に集中させると明らかにした。

 アフガン駐留米軍のスポークスマンはCNNに対し、増派部隊のうち約2万人は、現地司令官のマキャナン陸軍大将の要請に応じる形で、地上兵力の4個旅団戦闘群が投入される見通しと明らかにした。残り約1万人は後方支援要員だという。スポークスマンによると、治安を維持しながらアフガン国軍や警察部隊の自立を促すため、増派後の兵力水準を3〜4年程度続ける可能性が高いとみられる。


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