名古屋市元局長ら二審も無罪 道路清掃談合事件

名古屋市元局長ら二審も無罪 道路清掃談合事件の裁判で
(朝日)

名古屋市の道路清掃事業をめぐる談合事件で、競売入札妨害罪に問われた同市の元緑政土木局長村瀬勝美(62)=定年退職=と元道路部長長崎弘(56)=起訴休職=両被告の控訴審判決が21日、名古屋高裁であった。田中亮一裁判長は、無罪とした一審・名古屋地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却する判決を言い渡した。

 検察側は村瀬元局長に懲役2年、長崎元部長に同1年10カ月を求刑していた。

 起訴状によると、両被告は02年11月と03年4月にあった道路清掃事業の指名競争入札で、部下らと共謀し、業界団体側が選んだ業者を指名したり、事前に予定価格を教えたりしたとされる。

 争点は、業者側に予定価格を教えるなどした当時の道路維持課長(62)と同係長(65)=いずれも同罪で有罪確定=と、上司だった2被告が共謀していたかどうか。市幹部の交代時に開かれた懸案事項説明(レクチャー)で、業者側への予定価格の漏洩(ろうえい)について両被告に報告し、了承を得たとする部下の供述について信用性が争われた。

 一審判決は「初対面の出席者が多い公式行事のレクチャーの場で、秘密にすべき実態を報告し、承諾したという状況は不自然」などとして信用性を否定。「共謀があったとする事実の立証が不十分だ」と判断した。

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