アメリカの選択:08年大統領選 副大統領候補討論 バイデン氏に軍配

アメリカの選択:08年大統領選 副大統領候補討論 バイデン氏に軍配−−世論調査
(毎日)

2日行われた米大統領選の副大統領候補テレビ討論会は、副大統領としての「資質」を問われた共和党のペイリン・アラスカ州知事(44)が奮闘、論戦を乗り切った。しかし、米メディアの世論調査では民主党のバイデン上院議員(65)に軍配があがり、支持率で民主党大統領候補のオバマ上院議員にリードを許す共和党マケイン上院議員の反転攻勢にはつながらなかった。

 ペイリン氏「オバマ氏は94回も増税に賛成したり減税に反対し、雇用を殺している」

 バイデン氏「それは違う。マケイン氏の規制緩和路線がウォール街を暴走させ、金融危機を引き起こした」

 討論会は相手の大統領候補を狙い撃ちした非難合戦で開幕。一歩も引かないペイリン氏に米メディアは「まるで別人のようだ」と論評した。

 ペイリン氏は副大統領候補指名直後に人気が急上昇したが、テレビインタビューで的を射た回答ができず、大統領に不測の事態が起きた場合、「大統領職が務まるのか」と疑問視されていたからだ。

 アフガニスタン駐留米軍司令官の名前を間違える場面もあったが、CNNテレビの調査ではペイリン氏の庶民性に好感度が高まり、8割強が「予想以上の出来」と評価した。

 論争で注目を集めたのは、イラク戦争をめぐる応酬。バイデン氏が「マケイン氏(の戦略)には終わりがない」と糾弾すると、ペイリン氏は「あなたたちの計画はイラクで白旗を掲げるということ」と反論した。

 しかし、米メディアの調査では、バイデン氏が15〜25ポイント差をつけて貫禄勝ちした。大統領選に2度出馬したバイデン氏は討論会の手だれ。マケイン氏の「超党派活動」を売り込むペイリン氏に対し、「ほとんどは党派的」とイラク戦争推進など具体例を列挙して反論。CNN調査では「表現力」でバイデン氏が16ポイント勝り、副大統領の「資格」では約9割の評価を得て、約4割にとどまったペイリン氏を突き放した。

 大統領選の行方では、7日の第2回大統領候補討論会がヤマ場になる。



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