市川準さん急死

市川準さん急死…59歳、脳内出血
(デイリーニュース)

「タンスにゴン」などのCMで知られる映画監督の市川準(いちかわ・じゅん、本名=市川純)さんが19日未明、脳内出血のため都内の病院で死去した。59歳。市川さんは、18日深夜まで映画の編集をし、作業を終えた後、食事をとっている時に倒れたという。突然の悲報に周囲も驚きを隠せなかった。なお葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会(日時未定)を開く。喪主は妻・幸子(さちこ)さん。

  ◇  ◇

 印象に残るCM、映画を数多く世に送り出してきた監督が、突然この世を去った。

 市川さんは、亡くなる直前の18日深夜まで、東京・五反田のスタジオで、東京国際映画祭に出品する自身の最新作「buy a suit」(09年公開)の編集作業を行っていた。普段と変わらぬ様子だったという。その後、食事中に意識を失い、そのまま帰らぬ人となった。定期的な健康診断も受けており、健康面で特に不安を抱えていることもなかった。突然の死には多くの関係者が言葉を失った。

 監督としての市川さんは、とても穏やかで撮影現場は緊張感がありつつも常に和やかムード。スタッフ、キャストからの信頼も厚かったという。また、仕事を離れれば、孫の顔を見ることを、いつも楽しみにしていたという。

 市川さんはCM演出家として「禁煙パイポ」や「タンスにゴン」などを手がけた。87年に「BU・SU」で映画監督デビュー。04年にはイッセー尾形(56)、宮沢りえ(35)が主演した「トニー滝谷」でスイス・ロカルノ国際映画祭の審査員特別賞を受賞している。遺作となった「buy a suit」は、東京国際映画で10月20、23日に上映予定で、23日には監督も質疑応答に応じる予定だった。

 すでに次回作「ヴィヨンの妻」の準備に入っていたという。あるスタッフは「コンテ、脚本をいじっている時が“至福の時”とおっしゃってました」と悲しそうに話した。また「トニー滝谷」の主演・宮沢りえは、大きなショックを受け、悲しみのコメントもできない状態という。

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